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肺がんは日本のがんの死亡数のトップになっています。山梨においても死亡数のトップであり、男性のがんの死亡の2割以上が肺がんです。 また、新たに肺がんになった人の数は山梨において男性で2位、女性では4位、全体では3位となっています。
治療技術の進歩により、肺がんも早期のうちに発見して治療すれば約8割が治るようになりました。症状が出る前に検診を受診して早期発見につなげましょう。
肺がん検診は40歳以上を対象とし、胸部X線撮影を行い、2人以上の専門医によって読影されます。必要に応じ過去のX線写真との比較を行います。 また、タバコを多く吸うハイリスクの人に対しては喀痰細胞診との併用も行います。
当事業団が平成22年に行った肺がん検診の結果では、受診者数は22,755人、うち要精検者(精密検査が必要と判定された人)の数は571人で要精検率は2.51%。 また、この中で精密検査を受診した人は458人(精検受診率80.21%)。 この検診を通して発見されたがんの数は8人でがん発見率は0.04%でした。
この結果により、肺がん検診受診者の1万人中、肺がん罹患者は4人。 肺がん検診受診者1万人のうち251人が要精密検査と判定され、実際に精密検査を受ける人はその251人中201人。その201人の中から4人が肺がんを発見された割合ということになります。
肺がんは高齢化につれて増加しています。症状が出る前に定期的に検診を受診しましょう。
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